LANA LANE - Storybook: Tales from Europe and Japan (2004)
Lana Lane - vocals
Erik Norlander - keyboards
Neil Citron - guitar, vocals
Mark McCrite - guitar, vocals
Don Schiff - NS/stick
Peer Verschuren - guitar
Kelly Keeling - vocals
Tommy Amato - drums
Vinnie Appice - drums
Ernst Van Ee - drums
時期、会場、メンバー、画質、音質どれをとっても一貫性のないもの。しかし各メンバーのインタビュやおまけも付いていて楽しい。このようなつくりはDVDならではだと思うが賛否はあるだろう。

ハードロック寄りの楽曲の多い中、やはり「Under the Olive Tree」は超名曲だと思うしRocket Scientistsのライブより編集された「Avalon」のカッコ良さはこのDVD中でもベストと感じる。

エリクはこのDVDの編集に苦労したらしく、ギターリストの演奏自体と映像を差し替え、画面からアルイエン・アンソニー・ルカッセンを切り離すために不自然なカットが多くなっていたりとその苦心が伺える。それが醜く非常に残念だ。

できれば「Symphony of Angels」もRocket Scientistsのツアーからのカットにして欲しかった。原曲同様ちょっと激しすぎるのではないでしょうか。選曲はもう少し何とかならなかったのだろうか。
Feb/16/05
www.lanalane.com



REVIEWS-T
ROB VAN DER LOO - Six Arms (2003)
Rob van der Loo-Chapman Stick, bass,
メタル界の奇才ベーシストといったら、間違いなくSean Maloneであることは間違いないがそれに追いつこうとする男がRob van der Looだと思う。

RobはSun Cagedでこれでもかとテクニックの応酬で畳み掛けるリズムの要の人物で、7弦ベースを操る変態。79年生まれのRobはChapman Stickを手に入れる前は6弦ベースでタッピングをしていたようだがその手のトリッキーなものだけでなくフレットレスベースもこなす実力者。
このEPのオープニングトラックは最近ありがちなテクニカルメタルのような感じではじまる。スペーシーなアンビエントにフレットレスベースのバッキングで7拍子で刻んでくる。しかしこのハイハットのサウンドはちょっと。。。しかし2:00くらいからStickと思われるメロディが現れる。しかし途中からベースへと入れ替わっているようだ。メロディに対する楽器の役割分担にかなり気を配っているようだ。2曲目はStickのバッキングにフレットレスベースが絡むがこれあまりロックにならずに、フュージョン的なサウンドで進んでいく。メロディは多弦ベースの高音弦のような響きだが、どのような楽器の振り分けになっているかは不明。打ち込みのドラムも気にならない。3曲目Floating Aroundはパーカッションの音色のためかラテンのニュアンスが強い。これも2:00くらいでガラッと雰囲気が変わる。3:00ころからテンポが半分になりディストーションがかかったメロディへ。これはベースかな?エンディングへ向けてのフェイドアウトが気持ち良い。4曲目Cafe Supremeはスラップによるオープニングで細かいサムピングがヴィクター・ウッテンのようでスラップとタッピングが行ったり来たり。多弦ベースでテクニカルなものを求めている人には良いでしょう。最後のToo Much To Sayはアルペジオによるテクニカルなジャズロックてな感じ。これもスラップ/タッピングを自由に使い分け器用なところを見せつける。
打ち込みのドラムにも結構気を使っているようで一部を除いて不自然さは少ない。EPということでいろんなものを詰め込んだ感がなくもないがSun Cagedでは聴けない彼の音楽性が詰まっている。
このCDを彼が送ってくれたときに若干のトラブルがあったが最後まで誠意をもって対応してくれた。人柄も素晴らしく、彼のような人間から素晴らしい作品が作られることはごく自然なことなのだ。

先日、フルアルバムの録音が終わったのこと。参加メンバは先述のSean Malone、Arjen Anthony Lucassen、James Murphy、Steve DiGiorgio、StickPlayerのRon Baggermanというもの。
Aug/11/04
www.robvanderloo.com



REVIEWS-T
ELIAH LEVY - Return to Innocence (2003)
Eliah Levy-Chapman Stick, guitar, bass
すでに4枚のCDを発表しているEliah Levyの3作目(と思われる)。
全編アクティブBlockのサウンドが心地良いゆったりとしたアルペジオ。ビデオから見受けられるメロディにフェイズをかけてトリルするような奇抜さはこの作品作品には全くない。ライブとCD作品でのメリハリなのか...カッコ良いのは間違いないが、同じくアクティブBlockサウンドのBob Culbertsonとは感触が違う。
ギターの独奏もやっているし演奏力は確かだが。。。他の作品も聴いてみたい。娘が彼にそっくりなのが妙にグッと来た。
May/25/04
www.eliahlevy.com



REVIEWS-T
DALE LADOUCEUR and THE BROKE ENSEMBLE - Brimstone and Clover (2003)
Dale Ladouceur-Stick, vocal
Bill Hogson-drum, percussion, vocal
Barrie Nighswander-guitar, vocal
Daniel Schnee-saxophone
Dale Ladouceur and the Broke Ensembleは彼女(Dale)が以前にやっていたグループMavensのメンバーにサックス奏者を加えたカルテット。基本的にはロックと言って良い内容だが、若干フォークが入っていたりジャズが入っていたりしながら彼女のハスキーな歌声を中心にサウンドをつくっている。パワフルでエモーショナルな彼女の歌声はすごく魅力的だし、Stickの演奏も危なっかしいところは全く感じられない安定感のある優れたミュージシャンだ。
4曲目Eau Duxでバンドによるインストを、7曲目Through A Blue Paintingでは落ち着いたソロで実力をアピール。さらにDaleはルックスも良い(イギリスのCarrie Melbourneもそうだが )ところから、きっとブレイクすることでしょう。余談だがMavensのCDジャケット(裏ジャケットのほうがわかりやすい)でピエロの格好をしているのはきっとDaleだと思うが、これが結構可愛い。

実力派の女性スティック奏者の本格始動ということで、ぜひ注目して欲しい一枚。
Jun/27/03
www.crowtown.com



REVIEWS-T
LAUGHING STOCK - Moth (1999)
Alex Nahas-Stick, vocal, bess melodian, percussion
Eric Gebow-percussion
John Brevuk-organ, trombone
このCDのタイトルからまっさきに想像するであろうTalk Talkのサウンドを外さずにやってくれている。所謂アートロックと言えばいいのだろうか?簡単に言えばDavid Sylvianのソロ作品の感じといったら少々乱暴だろうか。CDを入れた瞬間は「むむっ、アンビエント系か?」と思わせるインスト(サウンドスケープでは無い)から、Stickの変なリフレインに突入しリズムが入ってくるとすごいカッコいいWhiteが始まる。まさにDavid Sylvisnというような声質をもつStick奏者Alex Nahasはこのジャンルでは宝といえる。

演奏も安定感がありStickも必要以上にダビングされていないことから、ライブを想定した音作りになっているようだ。まあもともとこのジャンルはゆったりとした空間に漂うようなテクスチャーと語りかけるようなヴォーカルなので必然といえば必然なのだろう。
グループの中でベースとしてではなく、Stickという楽器のおいしい部分でStickを使う良い例なのでは。
ただし日本ではこの手のサウンドを志向すると、いつのまにかビジュアル系のようになってしまうのは、日本人の持つ音楽性にはこの手の感覚が無いことが実証されているので取扱いには充分に注意したい。

ちなみにStickソロの作品を期待しているのならこのCDは期待はずれだが、アートロックのファンなら絶対納得の一枚。
May/24/04
www.laughingstocksf.com



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LAUNDRY - Motivator (1999)
Ian Varriale-Stick, warr
Tim Alexander-drums, vocal
Tom Butler-guitar
う〜ん。こういう音は判断が難しい。バンドの名前からしてLaundryだし...
ドラムのTim Alexanderが元プライマスのメンバーだったことからモロその辺のサウンド。手数の多いドラムはやはりサスガとしか言いようが無く、ソレに絡んでくるIanのベースパート(Stick/warrによる)もスラップしながらバリバリ、バキバキと絡んでくる。StickよりもWarrの比重が高い(と思う)IanのサウンドはファーストCDのタイトルトラックBlacktongueでのStick然とした演奏は影をひそめ、手数は多いもののベースサウンドそのものでLes Claypoolの強い影響下にあると容易に推測できることからも、オルタネイティブロックファンには結構楽しめる内容なんじゃないかなと思う。


このCDはセカンドで、ファーストCDでは専属ヴォーカルを含む4人組だったが、ヴォーカリスト脱退を期にプライマスにさらに接近。ちなみに現在のヴォーカルはドラムのTim。結構良い感じだ。
Jun/17/03
www.laundryroom.net



REVIEWS-T
JIM LAMPI - TV Weather (1991)
StickCDのリリースということであればこのCDを発表した1991年は結構早いほうだっただろう。
Jim Lampiはアメリカから移住したロンドン出身のStick奏者で、イギリスのスティック奏者といえば他に思いつくのはCarrie Melbourneぐらいだろうか。圧倒的にアメリカの奏者が多い中、彼の位置付けは重要だ。彼はアメリカでも人気があるようだが、日本での彼に対する評価は他国に比べても高いようだ。特にこの"TV Weather"の中のPetite Pauseは人気がある。誰がなんと言おうと超名曲だろうこの曲の、なんとも物悲しげな曲調がソノ理由だろうか。

このCDジャケットではGridを持っているがご丁寧にMIDIは使っていないことをインナーに書いている。シンセサウンドに聞こえる音は全てStickをエフェクトによって加工した音。リバーブたっぷりでストリングスを髣髴させる音作りをしているが、低音がうるさくヘッドフォンで聴くときにはベースを若干絞って聴くのが◎。ただし大音量でスピーカーから聴く分には迫力があるけど...ミックス時にもう少しなんとかならなかったのかなぁ。

国内盤がその昔出ていたような気がする...国内配給があったStick関連のCDは少ない。他にはFreeway PhilharmonicとかDaniel Schell & Karoぐらいかなぁ。
Jun/23/03
www.lampimedia.com